ペンギン型ルーペ 作家・丹野則雄(北海道/タンノ工房)

ペンギンルーペ

極めて精密な木工作品を作る、丹野さんの作品。
このペンギンちゃん、何を隠そう、私達の結婚式の引き出物に、デザインから制作まですべてオリジナルで作ってもらった逸品です。
アイディアもすべて「おまかせ」だったのに、偶然鳥形になりました。
鳥好きには垂涎の品間違いなし!

ペンギンルーペ2

このように、ペンギンちゃんのアンヨを引っ張ると、レンズが出てくる仕組みです。
木の種類も、ナラからウォールナットまで、様々に作ってもらいました。(左・ウォールナット、右・カツラの木)
手触りも良く、部屋に置いてもかわいいオブジェになり、まさに実用と趣味を併せ持った人生の友であります。
こんなルーペ、世間にありそうで、ないんですよ。
(なんで引き出物にルーペかって? 若くない人間が結婚式をすると、呼ばれる人間はもっと若くないからですよ…。)

有田焼鳥柄の箸置き 作家・小畑祐司(柿右衛門/仁窯)

有田焼箸置き

ええと、よくは知らないのですが、柿右衛門には二派あるのだそうです。(結構歴史がフクザツだそうで…)
普段デパートなどで目にする柿右衛門は、どちらかというと工業製品で、お弟子さんの作品が多いそうです。
(窯元の作品には銘が入っていなくて、お値段もゼロ数が違う…)
こちらの小畑祐司さんももちろん正統派ですが、小畑さんは普通の有田焼には無い色もふんだんに使い、 自由な発想で色つけをなさるので、私はこちらの方が好きです。

有田焼箸置き2

ほら、お皿やカップに描かれた花から、まるで匂ってくるようでしょう?
本当は左側のコーヒーカップに、ワタシ用に鳥の絵を描いていただくよう注文したのですが、 できあがったら見事に忘れられておりました(悲)。
リベンジしたらまたアップします。うし!

青磁の小壺 作家・森田信司

青磁壺

「青磁は家をつぶす」というそうです。
つまり、それほど材料も手間もかかりながら、まともに焼き上がるのは100個に1個とか、それこそ窯から偶然を拾うようなもの。
青磁の作陶品がすごく高額なのは仕方のないことなのです。
本来なら手が出ない青磁ですが、こちらの作家さんは新進ということで、青磁にしてはとても安く販売なさっています。
絶妙なバランスで、しかもこんなにかわいらしい鳥とかが付いていたりする。
青磁でこの形を作るのは、大変なんだろうなあああ。

青磁壺2

これがウワサの「シェルティ型線香立て」(演題其の六十三参照)。
よくできてます。本当によくできてます。
青磁でシェルティーの形なんて作るのは、ホントーに大変なんだろうなあああ。
もったいなくて、結局使ってません…。

鳥のワイングラス 作家・藪内由紀子

ワイングラス

非常に繊細なグラスアートです。
その独特の世界観は、絵本の世界をガラスで立体にしたような感じ。 ガラスのコップの持ち手がシマウマ君だったりハリネズミ君だったり、かわいい宇宙が再現されていたり。
どれも日常使うような実用品なので、耐熱ガラスを使用していますが、実に楽しく彩っています。
みかけたら絶対欲しくなりますよ。

ワイングラス2

ズームアップ!
ほーら、グラスの足にこんなにかわいい鳥さんが付いている!
実物を見ると、非常に丁寧で細かい作業が施されているのが分かって、驚かされます。

鳥付三脚台 作家・和田隆彦(八王子/ザンスカール工房)

三脚台1

我らが「鉄のおじさん」と呼ぶ、鉄を使ったハウスサインや門扉などを作る方。
ご近所なので工房までお邪魔しましたが、あの堅い鉄をこともなげに自由自在に扱い、美しいフラクタルラインを生み出していくのです。
これは、「バランスがすばらしい」とダンナが惚れ込んだ三脚台。

三脚台2

この三脚台に元々鳥は付いていなかったのですが、
「これは欲しい!」と思ったダンナ、
ワタシをチラ見(?)して、「どこかに鳥が付かないか?」と交渉し、こうなりました。
このオカメインコのモチーフは、和田さんの作品に時々付いている和田さんオリジナル。
オカメちゃんのアタマの冠がとてもいい感じ。
こういう時セキセイインコはあんまり絵にならないのよね。(髪型五厘だし。)

セキセイインコのペーパーウェイト 作家・河野甲

ペーパーウェイト

これ、実はレザークラフトなんです。
もともと河野さんは、もっとリアルな昆虫などのレザーワークで知られた方。
リアル…というか、手塚治虫や石ノ森章太郎などの古き良き漫画テイストに通じるセンスを感じるのですが、 これを皮革で表現するんだから、神技としか言いようがない…。
ペーパーウェイトシリーズは、従来の作風とは打って変わって、様々な生き物がまあるく眠っている姿をキュートに表現したもの。
ラインナップにセキセイインコがなかったのでオーダーしたら、一週間も経たずに届いて驚いた思い出が。

梅蔵ペンダント 作家・あいざわゆみ(八ヶ岳/工房月の手)

梅蔵ペンダント

とあるギャラリーにて、この童話的タッチに惹かれ、その場で梅蔵ちゃんの写真を渡して梅蔵ペンダントを作ってもらいました作品。
この悪そうな表情がそっくり!の大満足な絵♪(思い切りかわいい写真を見せたハズなのに、なぜここまで本性がバレてしまったのか?芸術家あなどりがたし!)

何と、ガラスに色鉛筆で色つけしてます。
女性ならこのやさしい感じがツボにはまる人は多いんじゃないかな?

鳥形の陶器置物 作家不詳

ガブするぞ

ある日、「これこれ、この顔!!」とダンナが買ってきた置物。
梅蔵ちゃんはダンナをガブする時、こういう顔で見上げているんだそうだ。(演題其の五十四参照)
高さ5cmほどの小さい置物ではありますが、棚の上で何かの陰になったとき、「家政婦はみていた」みたいで、確かに怖い…。
これを作った人も、やっぱりこんな顔で飼い鳥にガブされてたんだろうか?

常滑焼 のぞみ急須 工業製品

のぞみ急須

中の茶こし網が急須内に広く貼られていて、ぞんざいにお茶を入れても美味しく入るので気に入っている急須。
何故かこればかり割るので、うちにはストックがいくつかある。(買い込む前に割らない努力をすべきだが)
なかでもこの鳥形の急須は、ちょっとかわいそうで、気に入っています。
どうかわいそうか、って…。

のぞみ急須2

鳥のしっぽが蓋立てになる、というものなんだけど、
ね、なんだか苦しそうでしょ?
でもちょっとあご下の辺りをカイカイしてみちゃったりして(鳥飼いのサガ)。
ここの急須は他にも、天使の羽がついていて注ぐとき蓋を押さえる(これは便利)、とか、 蓋だけガラスで中の茶葉が見える(なんのために?)、とか、奇抜な物が多いです。